あなたのプロダクトチームは機能してますか?
プロダクトのチームでは、プロダクトマネージャー、エンジニア、デザイナー、マーケッター、営業、カスタマーサポートなどなど、本当に様々な役割の人間が関わりながらプロダクト開発を行っている。
1. 企画担当、エンジニア、デザイナー、関係部署のメンバーが毎日雑談しているか?
- そもそも席が近い、遠いと自然なコミュニケーションが生まれない
- 自分の出自の紹介
- メンバー間でのランチ
- キックオフや飲み会
- 定期的な1 on 1
- 営業同行
- カスタマーサポート体験
2. 雑談の中で自然に議論をしているか?
- 週一定例ミーティング
- チームオフサイト合宿
3. 他のチームメンバーが今日何をやっているか把握しているか?
4. 出社したらまず数字を確認するか?
チーム全員の役割分担が明確になっていて、各自数字にコミットしている状況であれば、メンバー全員が自然と数字を確認するようになる。そのためにはメンバー全員が数字を確認できる環境を整える必要があるが、今の時代、Google Analyticsなど様々な分析ツールを安価な価格で利用できるので、工夫次第では比較的簡単に環境を整えることができると思う。
ここで大切なのが、すぐに誰でも数字確認できるということである。少しでも集計が必要だと、数字を見るのが億劫になってしまう。特に、デザイナーやエンジニアは主務が物作りなので、簡単に確認できる環境しないと見ない人も出てくる。
5. スピーディーに仮説検証サイクルを回せているか?
1から4を実施できていても、スピーディーに仮説検証サイクルを回せなければ、結果は出ない。その場合は、スピーディー施策を回すことができない原因を分析して、対処する必要がある。多くの場合、次のうちのどれかがスピードを阻害している原因ではないだろうか?
- 意思決定プロセス(最終責任者が不明瞭で、現場のメンバーで意思決定できないなど)
- プロダクト制約
- オペレーション制約
一番厄介なのが一つ目の意思決定プロセスだ。よくあるのが経営陣や影響力がある人間が横からチャチャを入れるパターンだ。横からチャチャを入れている人は良かれても思ってやっているがそれがよくない。現場の責任者に任せるのであれば一定期間任せてみて、結果が出なければ現場の責任者を変えるべきだ。これがひどい状況になると現場のメンバー自分たちで意思決定できないので、自分たちは何も決定できないことを悟り、上からの指示を待つようになってしまう。結局チームパフォーマンスを下げてしまう。
6. 最後に、全員が結果に対して執着しているか?
いいチームでは目標設定に対して絶対に達成したい!という、非常に高いモチベーションが保たれている。これはリーダーだけが思っていても達成不可能で、メンバー全員で想いを共有し、全員の知恵と努力を結集しなければ達成できない。1から5を実践できていると自然とそういう空気感が生まれてくる。エンジニアもデザイナーも関わっているメンバー全員が結果に対して執着していれば、そのチームはとても大きなことを達成できると信じている。
まとめ
要するに、チームに関わるメンバー全員が全員のやっている事を把握し、全体の課題や個々の課題をみんなで認識し、役割を明確にし、チームメンバー全員がチームパフォーマンスを意識した行動ができていればいい。しかし、その状態を保つの非常に難しい。マネージャーは常にそこに注視し、問題が発生したら対処しなくてはならない。
参考図書
最近読んだチームビルディングの本の中で、一番参考になった。このブログタイトルもこの本のタイトルを参考にさせてもらっている。この本の中で出てくる下記のフレームワークはどんなチームでも同じだと思う。チームビルディングで悩んでいる方は是非読んでみてほしい。
- 信頼の欠如(完全無欠)
- 衝突への恐怖(表面的な調和)
- 責任感の不足(あいまいな態度)
- 説明責任の回避(基準の低さ)
- 結果への無関心(地位と自尊心)