情熱プログラマー
6年前、ITコンサルタントをやめて、Web系のソフトウェア技術者になること、マンションの一室でやっていたベンチャーに飛び込むことを決めた頃に読み、非常に影響を受けた本を再度読み返した。改めて、ソフトウェア技術者にとって、とても大切な事が書かれてると思ったので紹介する。
Chad Fowler氏の「情熱プログラマー」。
偉大なソフトウェア技術者になるためのキャリアを、製品のライフサイクルと同じように考え、4つの側面から分析した本である。
- 市場を選ぶ
- 製品に投資する
- 実行に移す
- 製品を売り込む
- 作者: Chad Fowler,でびあんぐる
- 出版社/メーカー: オーム社
- 発売日: 2010/02/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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Ruby業界では知らない人がいないレベルの有名人で、開発マネージャーや、CTOなどもやってきた人が書いている内容なので、6年経って様々な経験をしてきた今でも様々な発見があった。
6年前駆け出しのエンジニアだったころに響いた言葉と、今読んで響いた言葉は自分の成長もあり少し変わってきていると思うが、いいこと言ってるな〜と思うトピックをピックアップしてみる。
- コーディングはもう武器にならない
- 一番下手くそでいよう
- 万能選手になろう
- スペシャリストになろう
- ビジネスの仕組みを学ぶ
- 師匠を探す
- 師匠になる
- 業界で名を売ろう
- 自分のブランドを築こう
- 世界を変えよう
- 君は既に職を失っている
一貫して「技術者として自分の分野においては一流でいよう」、「自分の技術をビジネス価値に変換しよう」、「自分を売り出そう」ということを言っていて、改めその通りだなと思った。ビジネスの仕組みを学ぶため「MBA系の本を一通り読め!」って書いてあるところは面白い。
この本の中でブログを書くことは、文章力のトレーニングや自分を売り出すことにも繋がる、と書いてあるので4回目になるがブログを改めて始めようと思う。今度は挫折せずに続くか?
私は「プロダクトとユーザーをつなげ、ビジネスを生み出す」ことに情熱を傾けているので、ブログのタイトルを「情熱プロダクト開発」にしようと思う。